畳を処分したいけれど、何ごみで出せばいいのか。福岡市では、家庭の畳は粗大ごみとして収集を申し込めます。自分で処理施設へ持ち込む方法もありますが、こちらは切断が必要。選ぶ方法で準備が変わります。
『余白散歩』のレンです。畳は大きいだけに、料金と同じくらい「どう運ぶか」が気になりますよね。2026年10月10日に確認した福岡市の案内をもとに、収集手数料、申込み、持込みの条件を整理しました。
畳は粗大ごみへ。先に大きさを測っておこう
福岡市の品目別の分け方では、畳は粗大ごみに分類されています。家庭で使っていた畳を一畳のまま手放すなら、市の粗大ごみ収集が基本の選択肢。普通のごみ出し日に、畳だけを集積場所へ置いておく方法ではありません。
気になるのは、薄い置き畳も同じなのかという点。市の収集品目には「畳、薄畳」があり、一畳・半畳・薄い小型のものでは料金区分が分かれます。見た目だけで決めず、縦横と厚さ、処分する枚数をメモしておくと申込みが進めやすいです。
ここでは、家庭から出る畳の処分を取り上げます。店舗や事務所から出たもの、業者の工事に伴って撤去するものまで、家庭の粗大ごみと同じ扱いになるとは限りません。入れ替え工事なら、古い畳の処理を誰が担当するかも見積もりで確かめたいところです。
一畳500円でも、薄畳は区分が違う
2026年10月10日に確認した福岡市の粗大ごみ品目一覧では、一畳の畳・薄畳は500円です。半畳なら半額、という仕組みではなく、小さくても厚さによって500円の区分に入ります。ここは少し意外でした。
たとえば、一畳の畳を6枚申し込むと、収集手数料だけで3,000円。500円×6枚という計算例です。室内からの搬出や畳の取り外しを含めた料金ではないので、「この金額で全部やってもらえる」と考えると話がずれてしまいます。
小型の薄畳は、縦横だけでなく厚さ2cm未満という条件もあります。厚さがちょうど2cm、寸法が境目にある、薄畳が1枚だけ余る。そんなときは自己判断でセット数を決めず、受付センターへ実物の寸法と枚数を伝えて料金を聞くのが確実です。
| 畳・薄畳の区分 | 収集手数料 |
|---|---|
| 一畳 | 500円 |
| 半畳、縦横とも1m未満、厚さ2cm以上 | 500円 |
| 縦横とも1m未満、厚さ2cm未満 | 2枚で1セット300円 |
収集を頼むなら、処理券を買う前に申込み
市の粗大ごみ収集は、電話・インターネット・LINEから申し込めます。電話は粗大ごみ受付センターの092-731-1153で、月曜から土曜の9時〜17時。年末年始の12月29日〜1月3日は休みです。
収集日は最短でも申込日から1週間程度後で、地域ごとの収集曜日に合わせて決まります。「週末に片付けて月曜にはなくしたい」と思っても、希望どおりとは限らないんですよね。引っ越しの退去日が決まっているなら、畳を外す日より先に収集日を押さえたいです。
申込みでは料金・収集日・出す場所を決めます。処理券はその後に購入し、受付番号または名前を書いて畳へ貼ります。買った処理券は払い戻しができないため、先に枚数分を買い込む必要はありません。収集日の朝8時30分までに指定場所へ出します。
LINEで払っても、畳には目印が必要
LINE受付では、粗大ごみ処理券の代わりにオンライン決済を選べます。支払いはクレジットカードやPayPayに対応。ただ、スマホで決済が済んだからといって、何も貼らずに畳を出してよいわけではありません。
オンライン決済を使う場合は、A4サイズ程度の紙に受付番号・収集日・金額を書き、ガムテープなどでしっかり貼ります。処理券を使う場合とは目印が違うんですね。出す時間と場所は同じで、収集日の朝8時30分までに指定場所へ運びます。
通常の粗大ごみ収集は昼間に行われ、立ち会いは不要です。とはいえ、集合住宅でどこへ出すか迷うことはありそう。いつもの燃えるごみ置き場に置くと決めつけず、受付で指定された場所と、建物の共用部分の使い方を照らし合わせておきましょう。
持ち込む場合は、一畳のままでは受け入れ条件に合わない
自分で車に積んで持ち込む「自己搬入」もあります。ただし、福岡市の家庭ごみ受入条件では、畳は半畳以下、1m×1mの大きさに切って搬入する必要があります。粗大ごみ収集で一畳を申し込めることと、持込みの条件は別です。
ボクが処分方法を選ぶなら、料金の前にこの切断作業を考えます。大きな畳を切り、車へ積み、施設で下ろすところまで自分でできるか。工具や作業場所がなければ、持込みの手数料が安く見えても、収集を頼むほうが取り組みやすい場合があります。
半畳以下にすれば燃えるごみ袋へ出せる、という意味でもありません。この寸法は処理施設への搬入条件です。畳は市の分別表で粗大ごみになっているため、切断後の家庭ごみとしての出し方が気になる場合も、作業前に受付へ相談してください。
レン切る前に処分方法を決めておくと、余計な作業を減らせますね
自己搬入は予約制。料金は枚数ではなく重さ
持込みの予約は、搬入日の2週間前から希望時刻の30分前まで受け付けています。インターネットのほか、自己搬入ごみ事前受付センター092-433-8234でも申込みができます。電話は月曜〜土曜の8時30分〜16時で、1月1日〜3日は休みです。
手数料は10kgまでごとに140円。たとえば搬入したごみの総重量が25kgなら420円になる計算です。畳一枚の重さを決めつけた試算ではなく、実際に搬入するごみの重量で料金が変わります。車両の搬入前後の重量差で計量する方式です。
当日は予約番号・運転免許証・手数料を用意します。支払方法は施設により異なるので現金も準備しておくと安心。家庭ごみをレンタカーで運ぶなら事前の電話確認・審査が必要で、日曜に持ち込む場合は前日までに電話しておく必要があります。
運べないときは、持ち出しサービスの対象を相談
畳の処分で悩ましいのは、受付よりも玄関の外へ出す作業かもしれません。市には有料の粗大ごみ持ち出しサービスがありますが、誰でも使える搬出代行ではありません。65歳以上の方、障がいのある方、妊婦など、所定の場所まで運べない方が対象です。
対象となる場合でも、人力3人で運べる重さ、玄関口から出せる大きさという条件があります。取り外し工事が必要なものは対象外なので、部屋に敷き込まれた畳を外すところから頼めるとは考えないほうがよさそうです。畳の状態も電話で伝えましょう。
持ち出しは1回5個までで、電話受付のみ。屋内からは1個500円、玄関前からは1個300円の持ち出し手数料があり、収集の処理手数料とは別に考えます。通常収集と違って立ち会いも必要です。6枚あるなら、回数や日程も相談することになります。
まとめて頼みたいなら、回収する業者の許可を見よう
畳が何枚もあって運べない、退去日まで時間がない。そんな場合は、福岡市の許可を受けた一般廃棄物収集運搬業者への相談も選択肢です。市は、多量の家庭ごみの依頼先を福岡市事業用環境協会の092-432-0123で確認できるとしています。
「不用品回収」と検索すると、料金の安さが目に入りがちです。でも、古物商や産業廃棄物収集運搬業の許可だけでは、家庭ごみの回収はできません。提携先の許可を載せている場合も、実際にどの業者が畳を収集運搬するのかまで聞きたいです。
依頼時には、畳の枚数と寸法、階数、エレベーターの有無、取り外しの必要性を伝え、搬出・運搬・処分を含めた総額を尋ねましょう。身も蓋もない話をすると、処分代だけで比べても運べなければ進みません。測った寸法と、運び出せるかの二つから始めるのがよさそうです。


